難関大学を目指す中学・高校生のための新聞コラムの活かし方
新聞コラムが受験に良いってほんと?
新聞1面コラム(朝日であれば『天声人語』、日経であれば『春秋』など)について、
よく大学受験にはこのコラムを読むと良いという言われ方がされますが、これだけではどのように良いのか分かりません。新聞コラムは本当に大学受験に効果的なのでしょうか。
結論から言うと、「新聞コラムは上手に活用すれば受験に効果的です」。
新聞コラムは目的をもって上手に活用することが重要で、ただ漠然と読んでいるだけでは大きな効果は得られません。
例えば、新聞コラムの文字数はどの新聞社も450~650文字程度と大学受験向けの“読解”教材としては文量が短すぎであり、難関大学を目指して当塾に通う生徒さんにとっては読解力向上にはあまり効果が期待できません。
では、新聞コラムはどのように活用すればよいのでしょうか。
新聞コラムは文章力の向上に役立てる!
このコラムは当該新聞社のエース級の解説委員・編集委員などが執筆を担当しており、文章の叙述の仕方はやはり一流のものがあります。
従いまして、このコラムの活用の仕方は、「起・承・転・結の文章“作成”の展開」を会得することに効果的であり、論理の構成、論旨の運び方、語彙の習得などを参考にすることが良いと思われます。
大学入試において、「論理的に読み解く力」と同時に、「論理的に書く力」がますます求められています。
「大学受験には新聞を読むのが良いらしい」からと、ただ漠然と新聞コラムを読むのではなく、「文章力の向上を図る」という目的をもって読むだけで、大学受験に向けて得られる効果には格段の差があります。
佐久市、上田市、小諸市等の東信地域から、難関大学を目指す中学生・高校生の皆さん、
すべての受験の基本は国語力にあります。新聞を上手に活用して国語力をアップしていきましょう。